OrtofonVMS30MkII
2012年 04月 22日
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バタバタと忙しかった日も終わりVMS30MkIIを聴いてみる。
過去に使ったカートリッジはほとんど売り払いキーパーには安物ばかりが残っている。
結局のところカートリッジの音は気に入ったものが3つか4つあれば事足りる。
私の場合まずTypeIIIがエース格として挙げられる。
JAZZではフォノイコShureSE20との組み合わせでは不満のない音を聴かせてくれるから外せない。
しかしこと女性ボーカルとなると話は別である。
TypeIIIの音はためらいのない腰の据わった音だが、そのふてぶてしさが女性ボーカルではどこか田舎臭く芋っぽい音に聴こえるのだ。
比べてOrtofonVMS20MkIIはそこはかとない色気を感じさせる音色だ。
VMS方式という発電方式は似た構造のMI型のEmpireやPickalingにも感じられる「音像の立ち」がクッキリしていて女性ボーカルの再現においてはMM型のTypeIIIよりも優位にある。
普遍性に欠ける表現だが所有していた機材で似た雰囲気を持つものにはスピーカーではUrei813AアンプではGASのGrandSonが挙げられる。
夜も遅いので音量を上げられない、音の良くなる酒を楽しみながらのんびり聴く。
昼になってここオアフ島で行われているトーナメント「LOTTE Championship」での宮里藍の活躍をTVで見ながら聴いてみた。
残念ながら入手したVMS30MkIIの針は消耗してしまっていて本領を発揮できないようだ。
先日本体を破壊してしまい生き残ったVMS20MkIIの針と交換する。
OltofonMagicとでも言おうか、針の交換だけでしっかり音が変わるのに驚いた。
30MkIIの音はフラットで中域に繊細な描き分けの妙があり音場も広く感じられる、深々とした低域の支えも素晴らしい。
20MkIIは比べると低域も高域も持ち上げられていてパワーを感じるがよく聴くとレンジに制限がある。
各楽器の繊細な描き分けで劣っていて弱音でのたなびくような音の濃淡が感じられない。
こういう傾向は使っていた機材ではOrtofonのMC20MkIIとMC10MkII、DENONのDL305と303、YAMAHAのMC1SとMC7などでも感じられたことがありメーカーが音造りに工夫を凝らせているところなのだろう。
私が聴くジャンルでは20MkIIがピタリと嵌まるようだが完全な30MkIIも聴いてみたいものだ。
残念なことにディスコンとなって長い年月が経っているので交換針は入手困難である。
e-Bayで網を張って気長に待つことにしよう。
過去に使ったカートリッジはほとんど売り払いキーパーには安物ばかりが残っている。
結局のところカートリッジの音は気に入ったものが3つか4つあれば事足りる。
私の場合まずTypeIIIがエース格として挙げられる。
JAZZではフォノイコShureSE20との組み合わせでは不満のない音を聴かせてくれるから外せない。
しかしこと女性ボーカルとなると話は別である。
TypeIIIの音はためらいのない腰の据わった音だが、そのふてぶてしさが女性ボーカルではどこか田舎臭く芋っぽい音に聴こえるのだ。
比べてOrtofonVMS20MkIIはそこはかとない色気を感じさせる音色だ。
VMS方式という発電方式は似た構造のMI型のEmpireやPickalingにも感じられる「音像の立ち」がクッキリしていて女性ボーカルの再現においてはMM型のTypeIIIよりも優位にある。
普遍性に欠ける表現だが所有していた機材で似た雰囲気を持つものにはスピーカーではUrei813AアンプではGASのGrandSonが挙げられる。
夜も遅いので音量を上げられない、音の良くなる酒を楽しみながらのんびり聴く。
昼になってここオアフ島で行われているトーナメント「LOTTE Championship」での宮里藍の活躍をTVで見ながら聴いてみた。
残念ながら入手したVMS30MkIIの針は消耗してしまっていて本領を発揮できないようだ。
先日本体を破壊してしまい生き残ったVMS20MkIIの針と交換する。
OltofonMagicとでも言おうか、針の交換だけでしっかり音が変わるのに驚いた。
30MkIIの音はフラットで中域に繊細な描き分けの妙があり音場も広く感じられる、深々とした低域の支えも素晴らしい。
20MkIIは比べると低域も高域も持ち上げられていてパワーを感じるがよく聴くとレンジに制限がある。
各楽器の繊細な描き分けで劣っていて弱音でのたなびくような音の濃淡が感じられない。
こういう傾向は使っていた機材ではOrtofonのMC20MkIIとMC10MkII、DENONのDL305と303、YAMAHAのMC1SとMC7などでも感じられたことがありメーカーが音造りに工夫を凝らせているところなのだろう。
私が聴くジャンルでは20MkIIがピタリと嵌まるようだが完全な30MkIIも聴いてみたいものだ。
残念なことにディスコンとなって長い年月が経っているので交換針は入手困難である。
e-Bayで網を張って気長に待つことにしよう。
by darda95_215
| 2012-04-22 12:29
| audio
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Comments(6)
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ごんた
at 2012-04-22 17:47
x
おーっ、VMS30MKIIだーっ!!
漆黒に浮かぶそのブルーが泣けます。
20は少しごつくなるんじゃないかな?と思うのですが、いかがなもんでしょうか。
拙宅で寒水魚を鳴らすとき、このカートリッジの右に出るものはありません。
漆黒に浮かぶそのブルーが泣けます。
20は少しごつくなるんじゃないかな?と思うのですが、いかがなもんでしょうか。
拙宅で寒水魚を鳴らすとき、このカートリッジの右に出るものはありません。
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kenplin
at 2012-04-23 00:43
x
うぅー残念。
だーださんにVMS30MkⅡの生きた音を聞いていただきたいものです。
だーださんにVMS30MkⅡの生きた音を聞いていただきたいものです。
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darda95_215 at 2012-04-23 16:26
ごんたさん
20MkIIはおっしゃるとうりゴツくなります。
中域の繊細さは30MkIIでしょうね、息遣いなんかが判りやすいし色っぽさがあります。
万全な30MkII探して聴いてみたいです。
TypeIII+SE20がゴツいので同じセッティングのままだと20MkIIのほうが使いやすい気もします。
20MkIIはおっしゃるとうりゴツくなります。
中域の繊細さは30MkIIでしょうね、息遣いなんかが判りやすいし色っぽさがあります。
万全な30MkII探して聴いてみたいです。
TypeIII+SE20がゴツいので同じセッティングのままだと20MkIIのほうが使いやすい気もします。
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darda95_215 at 2012-04-23 16:27
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jbl375jp at 2012-04-24 11:37
dardaさん、カートリッジ・マニアだったんですね・・
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darda95_215 at 2012-04-24 16:44
jbl375jpさん
安くて手軽に音が変わるのが面白かったのですが、音が変わることと良くなることは別だと気付いてからはあまり凝らなくなりました。
安くて手軽に音が変わるのが面白かったのですが、音が変わることと良くなることは別だと気付いてからはあまり凝らなくなりました。