愛機Zingali95-215をもじって「人狩り」です、怖いブログではありません。
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誇り高き戦場
2006年 06月 03日 *
ずっと以前ググったところ、この映画の原題が「Counterpoint」だと知り、見たいと思っていた。
たまたまスカパーでやっていたのでHDDに納めて、今朝見た。
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第二次世界大戦もほとんど決着がついた頃のベルギー。

アメリカ軍は勝ったつもりで浮かれ気分、本国から楽団を呼び寄せ演奏させていたところ、ドイツ軍の反攻に遭う。
軍の庇護も受けられず、混乱した戦場から逃げ出した楽団員はドイツ軍に拘束されてしまう。

拘束したドイツ軍の指揮官は、アフリカや欧州など転戦(もちろん負け戦であろう)を繰り返しながらも愛用のチェンバロを放さない、音楽好きな将軍であった。
「捕虜は銃殺」とベルリン本部からの通達を盾に部下の大佐から銃殺を求められるが、逡巡しつつ楽団の指揮者には演奏するよう強要する。

この将軍にはそれなりの美学があるようで、非戦闘員でない楽団員達を銃殺にはしたくなかったようだ。
立派に演奏をしてくれれば命を奪うには及ばない相手だと、部下やベルリン本部を納得させられると考えたのであろう。

しかし、指揮者(チャールトンヘストン)はアホなアメリカ映画製作者が望んだのか、アラモに立てこもった西部劇のアメリカ人みたいな芝居となる。
「敵の脅しに屈し演奏するなどとんでもないし、演奏して用済みとなったら全員殺される」
と相手の心を慮るデリカシーなど持ち合わせないから、当然演奏は拒否する。

しばらく将軍と指揮者の意地の張り合いがあったり、なぜか楽団員に混じっていた兵士を脱出させて助けを呼びに行くといった勇ましくはあるが、ありえない荒唐無稽なアクションシーンがあったり、今は人妻となっている楽団員の女(元彼女という場当たりな設定)とキスしたりと、ハリウッド流のご都合主義的な芝居となる。

すっかりシラケて見ていたが、ラストではすでに「負けを覚悟しながらも誇りを失わないドイツ将軍」がアメリカ人を救う。
決して音楽が好きだから楽団員に情けをかけたなどという甘っちょろい理由ではなく、もっと骨太な軍人としての矜持が彼らを救ったのだ。
男の出処進退はかくありたいものだと、しょうもない映画に光明を見出すことができた。

非常に偏見に満ちているうえ、クラシックに全く知識がなく演奏シーンなど、どうでも良かった私なので全くアテにならない映画評になっていることは了承いただきたい w
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by darda95_215 | 2006-06-03 11:06 | audio | Comments(0) *
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