愛機Zingali95-215をもじって「人狩り」です、怖いブログではありません。
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4343
2011年 11月 26日 *
これは最終仕様の一歩前。
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4343のホーン部にバックスキンを張り込み、さらにカーボンフェルトを配していた。
張ったり剥がしたりが簡単に出来るようにスプレーボンドを使った。
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音響レンズが無いほうが「直截な音」つまりは耳に刺さるような破裂音が心地よかった。
しかしライブ物などで感じられる「臨場感」は失われる。

当時ハマってたワルツフォーデビーをいかにリアルに聴くかという命題にむかって頑張っていた頃の話である。
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Urei813に着想を得て、リング状に切ったスポンジを辺縁部に貼ったりもした。
最終的には2センチ幅くらいのカマボコ状のスポンジパッキンをぐるりと円形に貼り付けたはずだ。

ホーン辺縁部をカール状にすることと、スポンジの特性でディスパージョンを向上させてやることにより、臨場感を得ることに成功したと記憶している。

その写真はいくら捜しても無かった・・・

結果はそこそこ満足できる状態となり、我が家では音響レンズは無用となっていた。

音響レンズなるものはそのメカニカルでハードないでたちが、4343に個性的な外観を与えることに寄与していて中学生だった頃の私に強く憧れを抱かせた大きな要素であった。

中年になり4343を入手して弄繰り回しているうちに、憧れの音響レンズを外すことになろうとは思わなかった。

2307程度の短いホーンではじゅうぶんなホーンロードがかからないこと。
また聴取エリアを広くする、拡散性を向上させるなどの目的で開発されたのではないかと推察する。

その後4435やZingaliを使うことになって、やはり音響レンズは4343開発当時にはベターな選択肢だったかも知れないが、ホーンの形状の研究が進むにつれ淘汰されていった技術だと感じるようになったものだ。

もちろんこの音響レンズの他にもJBLが開発した「蜂の巣」「オバケホーン」「ゴールドウィング」などの名器を否定することはない。

各ホーンの特性や音色を知り尽くした上で上手くバランスを取り、その個性を「生かして」鳴らしているマニアの音はあるだろうと簡単に想像できる。

余談だが、今気になるのはこのホーン。
Zingaliのホーンと2360をミックスしたような形、どちらも好きなホーンなので気になる。

話を戻す。

今考えるとこの頃はずいぶん真面目にオーディオをしていたように思う。
資金の少なさをなんとか知恵と工夫でカバーしようと涙ぐましい行為が多かったようにも思う。

今やオーディオにいちばん必要なものは「持ち家」と「潤沢な資金」だと悟り、こんなことに熱をあげることはない。

ワルツフォーデビーだって名録音と言われていることには賛成するが、リファレンスとしてバランスを取るにはむかないソースだとも思うようになっている。

進歩なのか堕落なのか、過去をふりかえると感慨深いものがある。

「情熱の喪失」

が・・・それもまた良しとしたうえで音楽を聴く「老獪さ」も身につけたいものだ。
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さあ、今夜も飲むとするか。

     Stars Fell On Alabama・・・
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by darda95_215 | 2011-11-26 17:47 | audio | Comments(17) *
Commented by 幸福の水先案内人 at 2011-11-26 22:10 x
名器JBL4343AWX、30数年昔
小生が始めて購入した、大型スタジオモニターSP。
マッキンC29&MC2205で鳴らしておりました。
その間住まいを2度買い替え3回の引越しをした
想い出多きSPです。

音楽を聴く老獪さ?姑息?さで、10年後に手放しました。
明日は、正午前から飲む(ビール&焼酎)魂胆。
Commented by ナゾ男 at 2011-11-26 22:37 x
ご無沙汰です。元気にしていますか?こちらはなんとか生きております。23日に久しぶりにオフ会をやり皆さんに元気をもらいました。4343懐かしいですね。自分にとってはアルテックの620Aの次に導入したスピーカーですが、いろいろ勉強になったものです。JBLのモニタースピーカーを日本のオーディオマニアに広めた素晴らしいスピーカーだったと思います。自分はそれから4350に進み、未だにそこに留まっています。2231の低域の重さがずっと好きなんです。
Commented by kiirojbl at 2011-11-26 23:49
おっ、なんだろうとクリックしたら…
こりはびっくり。
ううっ、ありがとうございます。
Commented by darda95_215 at 2011-11-27 06:36
幸福の水先案内人さん
30数年前ということは、私がハナタレで指をくわえて眺めてた時期ですね。
そんな時代に4343と蜜月を過ごしていたとはうらやましいです。
Commented by darda95_215 at 2011-11-27 06:40
ナゾ男さん
オフ会の様子拝見しました。
あれだけのシステムを全部鳴らせるようにするだけでもすごいのに、音質の追求も怠らないエネルギーに感服します。
2231にリングを追加した音は見事でした、今でも覚えています。
Commented by darda95_215 at 2011-11-27 06:42
kiirojblさん
どうなるのか固唾を飲みこみながら拝見させてもらっています。
あのホーンはイケそうですよね。
Commented by Michel at 2011-11-27 22:38 x
こんばんは。

だーださんが、ゲゲゲの信者だったとは知りませんでした。
私にもそういう時期がありました。
でもやっぱり「金」には敵いません。

それはそうと、だーださんが使っているのと同じJBLのデジチャンを先日ヤフオクでゲットしました。
使い方教えてください。
日本語の取扱説明書、持ってませんか?
Commented by 9太郎 at 2011-11-28 03:47 x
ダーダさん!ご無沙汰しております。
おいらも4343の音響レンズを外した「耳に刺さる破裂音」好きでした。
今になってみると、とても懐かしいです。
Commented by darda95_215 at 2011-11-28 08:14
Michelさん
私も探したんですが取り説は見つかりませんでした。
でも心配ありません、天板に印刷されたダイアログだけで使えるようになってます。
260は使い勝手はいいですが音は工夫しないとスカスカになります。
マッチングトランスや出力ゲインを下げるパッドなどが考えられます。
ベストなのはヨハネスさんが使っている、チャンデバ直後に入れるボリュームですね。
入力不足によるビット落ちは音楽の躍動感が失われるように感じます。
Commented by darda95_215 at 2011-11-28 08:21
9太郎さん
懐かしいですよね。
私たちの世代には高嶺の花でした。
手が届くようになった中古をゲットした時の喜びはその後入手したどんなスピーカーにも比べようがありません。
トレイシーローズを彼女にした気分でした(違)
使い続けていてもよかったかも・・・
Commented by KT at 2011-11-28 09:32 x
だーださん お早うございます。

4343、懐かしいですよね。
私がLE-8Tの上下を伸ばして行ったのも、この4343に憧れての事でした。
それがドロ沼になるとも思わずに・・・(笑)
Commented by Michel at 2011-11-29 00:19 x
だーださんも取り説持ってなかったんですか!
残念!

じゃぁ、帰国したら手取り足取り教えてください。
よろしく。
Commented by flashdaiyouryou at 2011-11-29 14:37
ご無沙汰しております。
4343は私にとっても思い出のあるスピーカーです。
所有したことは有りませんが、オーディオを趣味として始めた頃に友人の家に遊びに行きましたら、そこの親父さんが4343を使っていまして音を聞かせてもらいました。あの時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。
あの時の衝撃が無ければ今私はここまでオーディオにはまっていなかったと思います。

トレイシーローズ、私もずいぶんとお世話になりました。
Commented by darda95_215 at 2011-11-30 08:01
KTさん
ドロ沼こそが楽しい、そんなM気質がマニアにはあるようですね w
Commented by darda95_215 at 2011-11-30 08:02
Michelさん
予定が無いので天板見て自分で使いこなすほうが早そうです。
簡単ですよ、常時使うボリュームにあわせてリミッターをしっかりかけるとスカスカ感が緩和されます。
Commented by darda95_215 at 2011-11-30 08:05
flashdaiyouryouさん
ボクたちイタイケな少年にアメリカの勢いや豪快さを見せてくれたという意味では4343とトレイシーは似てますね。
本当にお世話になりました w
Commented by Michel at 2011-11-30 21:02 x
やってみます。
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