愛機Zingali95-215をもじって「人狩り」です、怖いブログではありません。
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3日3晩
2010年 10月 27日 *
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3日3晩続けて聴いてみた。

と言ってもCDを最初から終わりまで1回づつ聴き流しただけだ。


私にとってクラシックはたいていが退屈なのだが30分足らずの短い演奏なので聴くのに苦痛は無い。

ライナーノートを引っ張り出して読んだり、ネットでこの10番について色々調べてみるとなかなか興味深い。



詩には詩想があり、曲には曲想というものがある。

詩想に関しては目に見える文字であり、行間を読むこともレベルの高低を問わなければ万人が感じられるものだと思う。

私にとって難しいのはクラシックの曲想を理解することだ。


感じたままを言えば、見たことの無い映画のサントラを聴いているのと変わらない。

物語のシーンに従って曲があるようには聴こえるが、それがなにかを想像するのが難しいのだと気づいた。
ちゃんと想像できない間に次のシーンへと移ってしまい、想像しようとしたシーンを脳内で完成できないまま音楽が進む。

映像が与えられていないのに映像を脳内に結ぼうとする作業が続けられる。

それがだんだん聴くのが面倒になってくる要因のような気がする。


交響曲を聴くのに先ず必要なのはなんだ?


普段私が聞く他の音楽ならば、人類が古から持つ感性のままに聴けば良いような気がする。
シーンを想像することはあっても、音楽に没入した後の作業なので面倒には感じない。

それは、ドラムという楽器が原始的な官能をたやすく刺激してくれるからだと思いついた。

ラッパやピアノが入ってもそれは簡単に受け入れやすい形で提示されているのは「太鼓」のリズムのおかげだ。

そこに歌が入ってもなんの抵抗も無い。

男は女が好きだ、その女の声を聴くのになんの苦痛があろうか。
(私個人の話で恐縮だが男性ボーカルというものを聴かない。)

焚き火を囲み、手に手に拍子を取る木片や石を持ち、女を舞い歌わせる。
アメノウズメのもっと前から人類が持っていただろう本能のようなもの。

話は簡単だ。





翻って10番。


没入することも曲想を理解することもできず未消化なまま音は過ぎ去る。
音が消えた静寂の中、取り残された我が身のみすぼらしさにガッカリする。

オーケストラに何人の演奏家が居るのか知らないが、たくさんの人々が共通の意思を持って紡ぎあげた時間。
そこにはさらに多くの聴衆が居て、共通のテーマを理解し感動しえたことだろう。

30分足らずの間とは言え、多くの人々が共有することができた時間。

なのに私の部屋にはその感動からから疎外された男がしょんぼりと椅子に座っているだけだ。



感じていないのではないが、理解できないのだ。

文字を解さないことが文盲ならば、音を解さない「音盲」とも言えるだろう。

クラシックを聴くには多くの知識と音を解する「なにか」が必要なのかも知れない。
その「なにか」が判れば難しく構えることもなく音楽に没入できるだろう。
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話は変わるがこのCDには歌曲集「亡き子をしのぶ歌」というものも入っている。

こちらはナニを歌っているかサッパリ理解できぬが哀調を感じることは出来るし、悲しみを湛えた音楽であることも理解できる。

声という人類共通の音によって喚起される想像力だろう。
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そして手前味噌であるが、実はジンガリはこういう女声を再現するのが大変得意なスピーカーなのだ。
オールJBLユニットでここまで女声を柔らかくも力強く再生できるスピーカーは本家JBLにも無いと密やかに自負している。

ラディアン製ダイアフラムに交換してより一層その傾向は確信に変わっている。

女声やバイオリンの音がここまで美しく聴こえたことはかつて無かった。




そしてかつて無かったほど、自分の嗜好がどこにあるのかも判らなくなってきた。
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ここのところ良く音楽を聴いている。
まだまだ聴きこんで自分が何を得て、何を失ったのか検証する必要がある。

検証作業の中にクラシックも取り入れてみよう。
それもまた楽しい作業のはずだ。
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by darda95_215 | 2010-10-27 18:28 | audio | Comments(8) *
Commented at 2010-10-27 21:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by リベロ at 2010-10-28 12:13 x
長文ですね。
最終的にオーディオを長く続けている人は、音楽好きですね。
音楽が好きになると、逆に音を追及するようになります。
Commented by darda95_215 at 2010-10-28 21:38
mm0413さん
了解しました。
帰国した時はよろしくね。
てかハワイおいでや。
Commented by darda95_215 at 2010-10-28 21:40
リベロさん
クラシックを聴きこなすだけの文化的素養は四国の田舎町に生まれた私には無いようです。
音とはまた別次元の問題で、いうなれば文化的背景の濃淡であるような気がします。
Commented by mm0413 at 2010-10-29 06:30 x
おおきに^^それもエエなぁ!
けど、嫁同伴やと楽しみ半減、昔話はNG多々になるやん^^
Commented by Michel at 2010-10-30 23:14 x
ついに、クラシックを聴く様になりましたか!

私もクラシックは有名な曲しか知らず、ほとんどその本質を理解しないまま聴いております。

でも、聴く側がかってに感じたままで良いとも考えております。

PS
黒い跳ね馬さんの情報はまだでしょうか?
もしかして、○○ミートさん?
Commented by darda95_215 at 2010-11-01 09:01
Michelさん
難しく考える必要は無いのかもしれませんね。
跳ね馬連絡中ですしばしお待ちを。
Commented by Michel at 2010-11-01 12:56 x
了解で~す。
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